4月28日、オリコンやサンケイスポーツ、スポーツ報知のほか複数の音楽系メディア、映画専門メディアなどが一斉に、新人アーティストの“由薫（ゆうか）”さんがディーン・フジオカさんが主演する映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』（配給：東宝、監督：西谷弘さん、6月17日公開）にて主題歌を担当することを報じた。
曲名は「lullaby（ララバイ）」、人気ロックバンド・ONE OK ROCKのToru（トール）さんがプロデュースと作詞を担当しているのだが……。
この「lullaby」はもちろんのこと、同曲でメジャーデビューを遂げる予定の由薫さん、同曲を主題歌に据える『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』のいずれにも、思わぬ形でケチがついてしまいそうな状況となっている。
実はこの「lullaby」は、ToruさんだけでなくJAMIL（ジャミール）さんという方が作詞に関わっており、ジャミールさんは今ネットを中心に大きな影響力を獲得している『ガーシーch』の東谷義和さんから複数の「強制性交」を暴露された人物なのだ。
2日に行われた『ガーシーch』の生配信で東谷さんは、ジャミールさんが所属会社から解雇され、会社を通じて発行されていた日本滞在のためのビザも失い、母国であるアメリカに帰国せざるを得ない状況となっていることを報告。
つまり、ジャミールさん本人も、所属していた会社も大筋でジャミールさんの「強制性交」に関する内容を事実だと認めたということになるだろう。（会社は今回の東谷さんによる告発があるまで、ジャミールさんの悪行を全く知らなかったようだ）
そんなとんでもないケチがついてしまった歌詞を、そのまま世に出す判断を関係各所はするのだろうか。
「lullaby」でデビューを迎える由薫さん、『シャーロック』主演のディーンさんは揃ってアミューズの所属アーティスト。アミューズとしては、どうにかジャミールさんの悪評が影を落とすことを避けようと考えるはずだ。
一部上場企業でもあるアミューズならば、「東谷さんの告発自体を存在しなかったように扱う」なんて愚策はきっと取らないことだろう。
（文／高柳拓郎）