10日より放送開始となった、二宮和也さん主演で多部未華子さんと夫婦役を演じているドラマ『マイファミリー』（TBS系）。
ビデオリサーチ調べ、関東地区で第1話の世帯平均視聴率は12.6％だったことが分かった。なお、個人平均視聴率は7.6％だった。
「昨今のドラマの視聴率事情を考えれば、世帯平均で12.6％なら十二分の数字と言えるかもしれません。ただ、詳しく見ていくと、この数字は現在の二宮和也さんの不人気を顕著に示しているとも言えるんですよ。
『マイファミリー』は、TBS系の日曜夜9時枠、いわゆる“日曜劇場”です。
日曜劇場では、綾瀬はるかさん主演『天国と地獄～サイコな2人～』が16.8％、阿部寛さん主演『ドラゴン桜』が14.8％、鈴木亮平さん主演『TOKYO MER～走る緊急救命室～』が14.1％、小栗旬さん主演『日本沈没-希望のひと-』が15.8％、阿部寛さん主演『DCU』が16.8％と、、昨年1月期移行の作品すべてが14％以上の世帯平均視聴率でスタートを切っています。
全話を通して見ても、13％を割り込んだのは『天国と地獄』『日本沈没』では1度もなく、『ドラゴン桜』と『DCU』ではわずかに1回。『TOKYO MER』では3回ありましたが、3回とも東京オリンピックの主要種目の決勝や開閉会式と日程がかさなってのことでした。
また、二宮さんが前回、日曜劇場に出演したのは『ブラックペアン』で2018年4月期のことでした。このときは、第1話で13.7％をマークしています。
それから、二宮さん演じる主人公の妻役を務める多部未華子さんは、TBSの火曜ドラマ『わたナギ』こと『私の家政夫ナギサさん』で初回14.2％、最終話で19.6％と非常に高い視聴率を記録した視聴率女王の1人です。
おそらく、二宮さんが2019年に結婚をし、なおかつお相手がファンからあまり支持を得られていなかった方ということで、大きく人気を落とし、そこから復活できていないのではないかと思われますね。
多部さんも2019年に結婚していますが、こちらはむしろ結婚以降にさらに人気を上げているくらいですから、対照的と言えるかもしれません」（ドラマ批評家）
今後、『マイファミリー』がこのところの日曜劇場作品と肩を並べるような数字を記録していけるのか、次話以降に注目である。
（文／恵和恵）