綾瀬はるかさん主演で、大泉洋さんとの共演による月9ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)が11日より放送開始。
12日に、第1話の世帯平均視聴率は12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。なお、個人平均視聴率は7.2%だった。
これで、2018年7月期の『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~(シーズン3)』から14作連続で月9ドラマは2桁視聴率でのスタートを切ったことになったのだが……。
「2013年、2015年、2019年と3度の紅白歌合戦の司会経験がある綾瀬はるかさん。昨年、一昨年と2年連続で司会を務めた大泉洋さん。この2人のコンビで12.1%というのは、非常に低調と言わざるを得ないでしょう。
何と言っても、NHKの紅白歌合戦は最盛期から比べれば数字が大きく落ちているとは言え、いまだに世帯平均視聴率で30%以上を記録するビッグコンテンツです。視聴者は老若男女幅広く、出演者は全国的な知名度を得られますから、司会ともなれば『誰でも知っている』存在となれるでしょう。
綾瀬さんはTBSの日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』で第1話を16.8%と絶好のスタートを切ると、最終話では20.1%と抜群の数字を記録して“高視聴率女王”としてその名を世間にあらためて知らしめました。
大泉さんは、昨年『騙し絵の牙』で主演、一昨年は『新解釈・三國志』での主演を含め4本の出演作が公開されるなど、近年は映画を中心に活躍し高い演技力と個性あふれるキャラクターで人気を博しています。
この2人が世帯平均視聴率12.1%でのスタートというのは、やはり物足りなすぎますね。
と言いますのも、月9は14作連続での初回2桁視聴率とのことですが、『元彼の遺言状』よりも数字が劣っているのは、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~(シーズン3およびシーズン4)』の10.6%と『SUITS/スーツ(シーズン2)』の11.1%だけなんですよ。
どちらも、シーズン1では『元彼の遺言状』より良い数字を記録していますしね。
また、10日より放送開始となった二宮和也さん主演の日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)の第1話視聴率は12.6%でしたので、この数字にも『元彼の遺言状』は及んでいません」(メディア記者)
2桁スタートで綾瀬さんと大泉さんは、なんとか面目は保ったと言えるかもしれないが、期待値には遠く及ばない出だしとなったとも言えるだろう。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する