7日に、NHK大阪放送局が局長定例会見を行ったことを「東スポWeb」が報じた。
この東スポの記事の中で、同局関係者の城田優さんに対する話として「番組の出演にあたって、反社会的勢力や違法薬物等関わりがないことを確認する文書を用意して、出演者ご本人、あるいは所属事務所の代表者から署名、捺印をいただいている。城田さんのご出演にあたっても。この文書を提出いただいている」と、城田さんが東谷義和さんに暴露された詐欺、脱税、違法賭博、反社会的勢力とのつながりなどを、NHKは噂程度にしか受け止めていないことが綴られているのだが……。
「NHK受信料を支払わない国民を守る党の党首・立花孝志さんは、このNHKの姿勢に対し『反社会的勢力と関係ありませんって確認文章はすべての出演者と交わしているので、無意味』と断罪しています。
また、同党を支持する方が城田さんが一昨年9月まで所属していたナベプロに対し問い合わせたところ、この文書は特に城田さんのために用意されたものではなく、出演者全員に撮影が始まる前に行っている確認にすぎないとの回答があったようです。
東スポの記事では、まるでNHKが東谷義和さんの暴露のあとに、城田さんに詳しい聞き取りを行ったうえで、確認書に署名・捺印をもらったように受け止められますが、城田さんの数々の疑惑について個別の調査を行っていないというのが実態のようですね」(メディア記者)
しっかりした調査や、調査結果に基づく書類を交わしていない中で「問題なし」と判断したのであれば、さすがにNHKの考え方を「お花畑」と評さざるを得ないのではないだろうか。
(文/吉良栄蔵)