6日放送のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』第110話には、城田優さんによるナレーションも「語り 城田優」のクレジットもなかった。
3月23日放送の第100話以来、10話ぶりのナレーションなしだった。
「3月初頭に城田さんと親交のあった実業家で暴露系YouTuberの東谷義和さんが、城田さんの詐欺、脱税、違法賭博、ステマ、反社会的勢力とのつながり、女性トラブルを暴露しました。
この影響により、それまではほぼ毎話あったナレーションが聞けない回が増え、一時は5話連続でナレーションなしという状況にまで発展。
それでも3月24日にナレーションが復活すると4月5日までの9話連続でナレーションあり。噂されていた『最終盤で城田さんがビリーとして顔出し出演する』というのが現実となる可能性もあるかと思われたんですけどね。
4日に参議院にて、城田さんの名前こそ伏せていましたが『詐欺や違法賭博に関与している可能性のある方をNHKは起用していいのか。まだ真偽は確定していないが、今後、真実だと分かった場合にはNHKを管轄する総務省には道義的責任が追及される』という旨の意見が出ました。
さすがに翌朝5日の放送では対処が不可能だったものの、6日からは再度、城田さんのナレーションをカットするという対応をNHKは選択したのではないかと見られています。
また、『カムカムエヴリバディ』は7日の第101話、8日の第102話を残すのみ。時間にして30分だけしかありません。
ここまでに、城田さんがビリー役で登場するような匂わせは一切ありませんでしたので、これから登場させるのはさすがに唐突すぎますし、かなり拙い演出に見えるでしょうから、もう顔出しは100%ないと見るのが妥当だと思いますよ」(メディア記者)
東谷さんに城田さんに関する数々のスキャンダルを暴露された時点で、城田さんのナレーションを完全降板させる判断をNHKがしていれば、最終回直前でこんなグダグダを呼ぶことはなかったのではないだろうか。
今秋に、三浦春馬さんが初演・再演と務めてきたローラ役に城田さんを迎えて『キンキーブーツ』再々演が上演されることが予定されているが、国会での議論にまで発展した以上、城田さん演じるローラを目にする可能性は極めて低くなったと言えるだろう。
(文/川村隆二)