三浦春馬さん『キンキーブーツ』誕生日は記事に…『天外者』春の特別上映「偉業」は無視の戦慄 | The Audience
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三浦春馬さん『キンキーブーツ』誕生日は記事に…『天外者』春の特別上映「偉業」は無視の戦慄

三浦春馬さん『キンキーブーツ』誕生日は記事に…『天外者』春の特別上映「偉業」は無視の戦慄
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 「現代ビジネス」(講談社)が5日、“三浦春馬さんが愛した『キンキーブーツ』ミュージカルオタクが伝えるローラの魅力”の見出しでライター・長谷川あやさんによる記事を掲載。

 ミュージカル『キンキーブーツ』の初日が2013年の4月4日、同ミュージカルの日本版で主人公の1人であるローラ役を初演・再演ともに演じた三浦春馬さんの誕生日が1990年の4月5日ということで、このタイミングでの記事掲載となったようだ。
 
 「熱心なファンとはいえない私だが、もっともっと三浦さんのローラを見たかった」
 
 この長谷川さんの言葉に、あらゆるものが集約されているように思う。ぜひ、記事詳細については「現代ビジネス」公式サイトなどでご確認いただきたい。
 
 一方で、私はこの記事を堪能させていただく中で、大きな疑問を禁じ得なかった。
 
 5日は三浦春馬さんの誕生日であり、三浦さんが魂を注ぎ込んだ最後の主演映画『天外者』の春の特別上映が全国311館で一斉開催されているにもかかわらず、三浦さんに関する記事が「現代ビジネス」での長谷川さんの1つしか存在していないからである。
 
 ドラマ、映画、舞台、ミュージカルと俳優としての才能を余すことなく発揮。さらには歌い手や踊り手としても高クオリティで実力を見せつけた三浦さん。
 
 三浦さんほどの稀代の表現者に関する記事が、三浦さんの誕生日当日にたった1本しか綴られていない。
 
 全国津々浦々で『天外者』が、封切りから1年4ヶ月が経過しようとしているタイミングにもかかわらず一斉上映という特別な催しのタイミングを迎えているのに、これを誰も記事にできない。
 
 偉業を偉業だと伝えられない、そんな大手メディアにただただ疑問を感じている。
 
 このままでいいはずがない。何としても変えていかなければ、日本のメディアは死に絶えてしまうだろう。
 
(文/窪田翔吾)