「ハフポスト」が2日、“乃木坂46メンバー、「同性との挙式」をエイプリルフールに投稿し物議。「性的マイノリティをネタとして消費」と専門家”の見出しで記事を掲載。
1日に乃木坂46の秋元真夏さんが「#エイプリルフール」のハッシュタグを付けて「この度、友人の生田絵梨花と式を挙げました」とインスタグラムにウェディング写真を投稿したことについて、LGBT活動家の松岡宗嗣さんが「マイノリティの特性を一方的に利用し、消費していると言わざるを得ない」「同性愛をエイプリルフールのネタとする発想は、同性愛を自分にとって『あり得ないもの』と想定していることから生まれます」などの見解を示したことが綴られているのだが……。
「秋元さんの投稿に対しては賛否両論ありますね。ただ、かなり賛同の方が多いようには見受けられます。
個人的には、エイプリルフールのネタは『あり得ないこと』『聞いた人に驚きを与えるもの』がチョイスされるという点では松岡さんの考え方に賛同します。
ですが、秋元さんは『熱愛、交際の噂も立っていなかった相手と突然結婚する、という点があり得ないこと』と考えているのであって、『結婚相手が同性か異性か』についてはあり得るだのあり得ないだのといった意味も持たせていないと感じました。
『同性婚をエイプリルフールのネタにするなんてあり得ないと松岡さんが考えているということは、LGBTを当事者である松岡さん自身がタブーなものだと考えていることの証明になってしまっているのではないか』と矛盾を指摘する声も結構ありますよ」（メディア記者）
他者に配慮し合う世の中であるべきだと思うが、「配慮してくれ」「配慮が足りない」と主張しすぎることは、かえってそうした世の中の実現の妨げとなってしまうのではないだろうか。
（文／福島秀明）