3日、東野幸治さんがMCを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)が放送された。
4月から「隔週」での出演となることが発表されている松本人志さんもこの日は出演。次週は不在で、その次の週は出演予定とのこと。
この日の放送では、先日「週刊文春」(文藝春秋)によって、複数の若手女優に対し卑劣な性的搾取をしていたことが報じられた木下ほうかさんのニュースについて議論する場面があった。
その一方で、実業家で暴露系YouTuberとして“時の人”となっている東谷義和さんが明かしてきた城田優さん、綾野剛さん、清水翔太さんらに関するスキャンダルについて、『ワイドナショー』ではこれまで1度も触れておらず、この日の放送でも触れることはなかった。
「城田優さんの場合は、違法賭博、詐欺、脱税など、綾野剛さんの場合は暴力と法に触れる悪行が暴露されています。清水翔太さんの場合も、詐欺師との親交や違法賭博などが明かされています。
それにもかかわらず、各局のワイドナショーで話題に上がったことはなく、この日の『ワイドナショー』でもそれは同じでした。
やり玉にあげられた当人が沈黙を続けていることが何よりも如実に真実を語っていると思うのですが、ある程度の立場や権力がある人の場合は黙ってさえいれば、芸能界ではペナルティをほとんど受けずに済むようですね」(メディア記者)
『ワイドナショー』を含め、テレビは自らの存在が極めてグレーでダーティーなものであることを宣伝していると言っても良いのではないだろうか。
オワコンと呼ばれるようになって久しいテレビが、いよいよ無価値なものへと歩みを進めているのかもしれない。
(文/新名篤紀)