一昨年7月に急逝した俳優の三浦春馬さん。
三浦さん最後の主演映画『天外者』(監督:田中光敏さん)は、一昨年12月11日の封切りながら今なおロングランが続いており、4月5日(一部劇場は4月1日~)には全国312館の劇場で一斉に「春の特別上映」が控えている。
超大作のようなプロモーションはできない環境ながら、これまでに9億円以上の興行収入を上げており、「春の特別上映」の動向次第では4月に10億円という昨今の「大ヒット映画」のボーダーラインを超えてくる可能性も。
「『天外者』は、コロナ禍と主役である三浦春馬さんの急逝も相まって、一時は公開されることなく“お蔵入り”する可能性すらありました。
そこを救ってくれたのが、配給として手を上げてくれた『ギグリーボックス』です。
ギグリーボックスは当時、まだ設立1年余りの会社でした。その分フットワークが軽かったという利点はあるかもしれませんが、他の配給会社や業界との以降の関係などを考えれば踏み出すのに勇気がいったであろうことは想像に難くありません。
そんなギグリーボックスは、7日にツイッターを更新し『おかげさまで3周年!☆』『これからも素敵な映画をお届け出来るよう頑張ります!\(^o^)/』『今後とも末永く宜しくお願いします!!m(_ _)m』と3周年の報告と決意表明をしていましたよ」(メディア記者)
『天外者』の今を生み出した立役者の1人であるギグリーボックスが、今後どんな素敵な映画を届けてくれるのか、『天外者』に関してもどんなサプライズを届けてくれるのか、引き続き注目していきたい。
(文/西野麻衣)
~ライター略歴~
茨城県出身
シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている