古塔つみ「トレパクでも問題なし」もキービジュアル使用せず…文化庁の矛盾と不正商品撲滅CP | The Audience
古塔つみ「トレパクでも問題なし」もキービジュアル使用せず…文化庁の矛盾と不正商品撲滅CP | The Audience
スポーツソーシャル芸能
  • ホーム
  • 芸能
  • 古塔つみ「トレパクでも問題なし」もキービジュアル使用せず…文化庁の矛盾と不正商品撲滅CP

古塔つみ「トレパクでも問題なし」もキービジュアル使用せず…文化庁の矛盾と不正商品撲滅CP

古塔つみ「トレパクでも問題なし」もキービジュアル使用せず…文化庁の矛盾と不正商品撲滅CP
The Audience

 数多の作品に「トレパク」疑惑が指摘され炎上が続いている、音楽ユニット「YOASOBI」のキービジュアルを手がけたイラストレーターの古塔つみさん。

 若い女性を装っていたものの、実は中年男性で園芸店を営んでいたことなども特定されており、「女性のフリをして未成年女子から自撮り写真を要求していたのは卑劣だ」との批判も浴びている。
 
 そんな古塔さんがキービジュアルを担当した「Future Artists Tokyo 2022 -SHIP-(モスクワ)」は2月24日から、「Future Artists Tokyo 2022 -SHIP-(東京)」は3月10日から開催予定だったのだが。
 
 主催する一般社団法人アート東京が、モスクワでの開催については「ロシアのウクライナ侵攻を受けて、会場の周りでは反戦デモが行われるなどしているため開催困難と判断し延期を決めた」旨を2月28日に報告。
 
 また、古塔さんの作品を使用したキービジュアルについては「著作権者から何か言われたわけではありませんが、苦情がたくさん来ており、混乱を招くと考えて、キービジュアルを取り下げることにしました」とJ-CASTニュースの取材にアート東京の広報担当者が答えたとのこと。
 
 なお、11~13日(10日は招待制)の「Future Artists Tokyo 2022 -SHIP-(東京)」自体は予定どおり開催する見通しのようだ。
 
 「モスクワでは24日から開催予定でしたが、戦争が勃発するという不幸に見舞われたこともありスケジュールが26日からに後ろ倒しされていました。
 
 ただ、公式ページはモスクワの会場の公式サイト内に設置されているのに、どこにも古塔さんが手がけたキービジュアルが見当たらないということで、『すでに古塔さんはクビになったのでは』と噂されていたんです。
 
 そして、今回、実質クビという結論について報告があったワケですけど、『発表が遅いだろ』という指摘は出ていますね。
 
 また、モスクワ、東京の両方で主催者となっているアート東京が『古塔つみ氏の作品に関して、様々な報道及び議論がございますが、これは著作者と当事者の問題であり、弊社と致しましては、特段の問題はないと考えております』としていることに対しては、『自分たちのイベントのことだけしか考えてない表現で、これだけ多くのトレパクが指摘されて大混乱となっているのにありえない言い方』『他でトレパクしてても問題なしってニュアンスになりますけど、正気ですか』といった批判が出ています。
 
 東京開催についてはアート東京とともに主催者に名を連ねる文化庁は、J-CASTニュースの取材に対し『キービジュアル使用中止のことは、アート東京から連絡をいただきました。その策定には、文化庁は関わっておらず、これ以上のことは分かりません』と回答したようですが、これについても『まるで他人ごとかよ』『文化庁は不正商品撲滅キャンペーンも行っているワケだから、もっと不正の観点から毅然としたコメントをしないと、完全にダブルスタンダードで矛盾じゃん』といった声があがっていますね」(メディア記者)
 
 直接自分たちが関わったイラストについては問題がなくとも、「古塔つみ氏の一連の報道や行為に関して、弊社としては大変遺憾である」と表明したポケモンとアート東京および文化庁では、だいぶスタンスの誠実さに違いがあるようだ。
 
(文/兵藤 瑠衣)