元プロゲーマーのたぬかなさんは今月17日に、所属するプロゲーミングチーム“CYCLOPS athlete gaming(CAG)”より契約解除という処分を下された。
「身長170センチ未満の男性に人権はない」「バストがAカップの女性に人権はない」という趣旨の差別発言をしたことを問題視されたことによるものだ。
CAGは25日、「再発防止策に関するお知らせ」を発表。
「人権尊重」「性別、出生地、人種、学歴、信条、宗教、心身障害等を含むあらゆる差別的言動の禁止」「コンプライアンスの徹底」という3本柱の行動指針を示したのだが……。
「たぬかなさんの放言により、同僚であるコバトンさんの差別発言にも注目が集まり、コバトンさんもチームを追われることになりました。
ところが、クビを言い渡された2人と同様に差別発言をしていたアヤゲーターさんは今もCAG所属のままです。
もっともらしい行動指針を提示しても、アヤゲーターさんの処分を全く発表しないことで『形だけの再発防止策提示やな』『ダブルスタンダードがすぎる』『アヤゲーターは戦力的に貴重だから行動指針無視でもお咎めなしですか』といった不満が噴出してしまっていますね」(メディア記者)
どんな処分になるにせよ、アヤゲーターさんの処分について一刻も早く発表をしなければ、CAGが失った信用を取り戻すことはできないのではないだろうか。
(文/江口のりお)