「トレパク疑惑」による炎上騒動がまもなく1ヶ月に及ぼうとしている、「YOASOBI」のキービジュアルを手掛けるなどビッグコンテンツと数々のコラボ実績を持つイラストレーターの古塔つみさん。
このたび新たにジブリ作品の「トレース」が指摘されている。
「すでに、YOASOBIのキービジュアルで女の子が走るイラストについて『千と千尋の神隠しの千尋からトレパクしている』との指摘は出ていましたよね。
今回さらに指摘されたのが、2019年12月26日に古塔さんがインスタグラムに『落書き。totoroのやつ』と投稿したイラストです。
傘を差し出す女生徒の背景に小屋のようなものが書かれたイラストなんですが、『小屋が得意の反転術式&トレースやん。完全に線が一致してるもん』『傘を持つ左手の指が6本に見える。持ち手部分まで指に見えちゃう色使いなのが問題』『そもそも、元ネタはカンタっていう男の子がサツキとメイに不器用ながらも傘を貸してあげるっていう名場面。それをカンタを女体化しちゃうってどうなの』『襟元のリボンだけ強風を受けてて、全体の整合性が取れてない』と散々な評価となっていますよ」(メディア記者)
以前、ジブリのプロデューサー・鈴木敏夫さんは場面写真について「常識の範囲でご自由にお使い下さい」とアナウンスしていた。
商用利用は当然、常識の範囲から逸脱しているだろうし、いくら「落書き」としていてもプロのイラストレーターが反転させているとはいえ、線をそのままトレースしていては非常識ということになってしまわないだろうか。
今後、ジブリがこの件に対しどのような動きを見せるのか注目が集まる。
(文/桜田秀道)