17日に所属する“たぬかな”さんについて契約解除を発表した際の「いかなる差別的・侮辱的な行為や言動・SNS等での発言も許されるものではない」とのコメントは、ただのやってますアピールでしかなかったのだろうか。
「身長170センチ未満の男性に人権はない」という主旨の発言をし、たぬかなさんは所属するプロゲーミングチーム“CYCLOPS athlete gaming(CAG)”より契約解除という処分を下された。
さらに、たぬかなさんが炎上する事態となったことで、芋づる式に同じくCAG所属の“コバトン(kbaton)”さんの過去に知的障害者に対する蔑称を繰り返し使っていた事実が指摘され、コバトンさんも18日に契約解除が発表された。
そして、たぬかなさん、コバトンさんと同等、あるいはそれ以上に酷い口調で他者を罵り、差別用語もたびたび使い「障害者○ね」とまで発言していたことが、こちらもCAG所属の“アヤゲーター(Ayagator)”さんについて見つけられる展開に。
当然、アヤゲーターさんも契約解除、つまりクビになるだろうと見る向きが強かったのだが……。
18日、「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が“「ゴキブリかよ害虫潰すぞ」大炎上たぬかなと同チームのプロゲーマーも不適切発言の過去、所属先が回答”の見出しで記事を掲載。
週刊女性の取材に対し、CAGを運営する『ブロードメディアeスポーツ』は「アヤゲーター選手に対する処分は“厳重注意”を行っている」「現状、契約解除が検討されているとは聞いていない」という旨の回答をしたという。
「ブロードメディアeスポーツの担当者は、アヤゲーター選手の処分がたぬかなさんやコバトンさんよりも猶予を与えられているのは、問題発言がチームに所属する前のことだからという理由を示していたようですが、コバトンさんの場合も問題発言のほとんどはかなり過去のものですからね。
『発言タイミング云々は大嘘で、実際にはアヤゲーターがチームの主力中の主力だから。つまり、高い腕前さえあれば甘い処分で済ませてもらえるってことでしょ』との指摘が噴出していますよ」(メディア記者)
プロゲーム界を揺るがした騒動は、まだまだ収まらない可能性が高そうだ。
(文/江口のりお)