元・人気女性プロゲーマーとなった“たぬかな”さん。
15日の配信動画内にて自身をナンパした男性の特徴を語る中で「身長が170センチに満たない男性に人権などない」という主旨の差別的発言をしたことでネットが騒然。
芋づる式に、過去には「バストがAカップの女性に人権などない」「低所得者は自殺しろ」といった主旨の言葉を口にしていたことなども発覚し、動画配信の翌日・16日にはスポンサーとなっていたレッドブルから契約解除に。
さらに、17日には所属するプロゲーミングチーム・CYCLOPS athlete gaming(CAG)からも契約解除を発表された。
「差別は絶対に許されない、許してはいけないことですし、すべての人に等しく人権はありますから、たぬかなさんが契約解除となったのは当然の処分と言えるでしょう。
ただ、たぬかなさんと同等あるいはそれ以上にヤバい差別用語を、CAGに所属する“コバトン”さん、“アヤゲーター”さん、“gatorada”さんがツイッターに記していたことが特定されています。
それにもかかわらず、これまでにCAGから彼らに対する処分を検討しているという発表などはありません。
そのため、『女性が差別発言したらクビで、男性が差別発言してもスルー。そのダブルスタンダードは、それこそ差別の極みでは?』『たぬかなさんの騒動にはマッハの速さで対応したのに、男性メンバーの場合はゆっくり様子見っておかしいと思います』といった疑惑の目が向けられていますよ」(メディア記者)
たぬかなさんの一件で、CAGはチーム消滅の危機に瀕しているとも言われている。
チームが今後も活動していくには、性別に関係なく差別を根絶する姿勢を示し、自分たちのクリーンさを押し出していくことが必要だろう。
果たして、差別発言があったとされる男性メンバーの処遇やいかに。
(文/木村未来)