15日の配信動画において「身長170センチ未満の男性には人権がない」と発言した、プロゲーマーの“たぬかな”こと谷加奈さんが、所属するプロゲーミングチーム“CYCLOPS athlete gaming(CAG)”より契約解除の処分を下された。
身長をことさらに揶揄するだけでも問題となりうる令和の時代において、「人権がない」と差別までしていたこと、さらには過去にも数々の問題発言を繰り返していたことで、重い処分が決まった模様である。
16日までにレッドブルアスリートとしてたぬかなさんをサポートしていたレッドブルは、たぬかなさんとの契約を解消したようで、レッドブル公式サイトからたぬかなさんのページは消えている。
そして、CAGの公式サイトや、CAG所属の他の選手のツイッターアカウントのヘッダーからもレッドブルのロゴがなくなっている状況から、レッドブルがCAGのスポンサーからも降りた可能性が高く、これも今回の処分に大いに影響したのではないかと言われている。
一方で、たぬかなさんの炎上騒動が起こるまではネットニュースのTOPトピックスとなっていたアノ人についてあらためて注目が集まっているようだ。
「人気音楽ユニット・YOASOBIのキービジュアルを手掛け、ポケモンや文化庁など数々のビッグネームとのコラボをしているイラストレーターの古塔つみさんですね。
数多の作品に『トレパク疑惑』が浮上し、いったんは『盗用(パクリ)やトレースはしていない』『クライアントワークは全てオリジナル』と反論していましたが、反論内容はほぼ嘘で間違いないとの結論に至りつつあります。
こうした状況を受け、ポケモンやロッキング・オンなどはコラボ商品の購入者へ返品やキャンセルを受付すると発表しているんですが、YOASOBIは完全スルーを続けているんですよ。
もちろん、まだ全容解明に至っていませんから動くに動けないというのはあるかもしれませんけど、『商品の返品やキャンセルまではいかずとも、“騒動に関係がゼロではありませんのでお詫びいたします”くらいのコメントもできないのか』と指摘されている状況です。
たぬかなさんのクビ処分が早々に決まったということで、『YOASOBIは無責任』『YOASOBIはトロすぎませんか』との声も上がっていますよ」(メディア記者)
SNSの隆盛により、多くの方が容易に人気者や売れっ子になれる土壌ができてきていることは良いことでもあるだろう。
だが、その反面、リテラシーの低い方々が勉強の機会が少ないままに登り詰めることによる弊害もありそうだ。
(文/木暮雅人)