人気音楽ユニット「YOASOBI」のキービジュアルを手掛けたイラストレーターとして知られる古塔つみさん。
1月末より、とてつもない数の古塔さんの作品に「トレース」「パクリ」疑惑が指摘され、古塔さんは今月3日に一部の作品において「引用・オマージュ・再構築」があったと認めつつ、「トレースや盗用(パクリ)はない」「クライアントワークは全てオリジナル」と反論。
ところが、この反論後に「トレース」「パクリ」を強く印象づけるものが出るわ出るわ。
クライアントワークにおいても、日本写真家協会会長で日本写真著作権協会副会長でもある野町和嘉さんの「雨季のウユニ塩湖」の写真をトレースしていると指摘され、野町さんサイドからも「無断使用」認定を食らう始末。
14日に宝島社から発売された『彼女の愛が重すぎる』というエッセイの表紙イラストについてもオリジナルではなかったことが指摘されるなど、複数の作品が非オリジナルとほぼ特定される事態となっている。
「発売当日にトレパクがほぼ特定されるようなイラストをクライアントに提供したり、写真界の大物中の大物からパクってしまったり、古塔さんは危険な反則行為のオンパレードといった具合ですね。その勇気には恐れ入りますよ。
ただ、これでもなお全てが出尽くしてはいないと言われていまして、一番危険なのは世界のディズニーのロゴを無断で商用利用したことではないかと話題になっています。
ウユニ塩湖の写真パクリイラストを使用したTシャツやトートバッグを販売している『over print』というアパレルブランドから、古塔さんのイラストとともに“明らかにディズニーのフォント”を真似したと見られるロゴが入ったTシャツも販売されているんですよ。
over printと古塔さんの責任の範囲は不明ですが、一説では『ディズニーと訴訟になれば億単位の賠償請求もある』と言われています」(メディア記者)
対応を協議していた古塔さんとコラボする企業や団体の多くが、近く一斉に動くのではないかと言われている。
果たして、古塔さんの運命やいかに……。
(文/桜田秀道)