「トレース」「パクリ」疑惑がいくつもの作品で指摘されているイラストレーターの古塔つみさん。
3日に古塔さんが自身のツイッターで、ネタ元となる作品の権利者の許諾を得ないままに「引用・オマージュ・再構築」をしていたものがあるとしつつも、「トレースやパクリ（盗用）は全くない。クライアントワークは全て自分のオリジナル」と疑惑を否定し騒動の幕引きを図ったのだが、これが却って火に油を注ぐ結果に。
その後、企業や公的機関などとのコラボ案件に関しても、ネタ元を特定しようという動きが活性化。
古塔さんの名を広く知らしめるきっかけとなった「YOASOBI」のキービジュアルにまで、広末涼子さんや広瀬すずさんの写真が元ネタとなっているのではないかと指摘される状況となり、「そもそも、この人の完全オリジナルと呼べる作品などあるのか」「人の手を描く能力がかなり低い」「イラストレーターではなくイラストレーサー」などなど、厳しいコメントと視線が数多く注がれている状況である。
これにより「YOASOBI」に関する“ある疑惑”が決定的と呼ばれる事態にも発展している。
「“だけ”と言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、トレースとパクリだけではなく古塔さんには、『女性だと思い込ませて、未成年女子から下着や水着など児童ポルノに該当する写真を入手していたのではないか』という疑惑も浮上しています。
古塔さんは年齢と性別を非公表ながらも、ツイッターでコメントする際の口調も、各種SNSでのアイコンも、顔を伏せて雑誌やテレビ番組などに登場した際の服装や髪型、体格も女性を強く印象付けるものでしたが、実際には40代半ばの男性であることがほぼ完全に特定されていまして、『中年男性が、アイコンはローティーンだった頃の清原果耶のイラストを使い、雑誌やテレビ番組では女性の影武者を用意し、SNSでは女性のフリ（ネカマ）をすることで、しっかりと“古塔つみは女性”と少女自身や少女を持つ親に刷り込んだうえで、相手が男性であれば提出する可能性の低い写真や画像を得ていた。そう考えるとものすごく気持ち悪い』と言われる状況となっているというワケです。
YOASOBIのikuraさんとAyaseさんのお2人が、自分たちのキービジュアルを手がけた古塔さんがここまでの騒動になっているにもかかわらず、何もコメントをしないのはおかしいとも言われていますね。
『古塔さんのトレース、盗用の疑惑について、私たちは事実なのかどうか知る術がありません。また、男性なのではないかと言われている点については、正確なことは分かりませんが、個展などで直接お会いした際も、古塔つみと名乗る女性に対応をしてもらっていました。私たちのキービジュアルについては完全オリジナルだと信じて一切疑っていませんでした。最終的にこれがオリジナルなのかそうではないのか分かりかねますが、不快な思いをする方や不安に思う方が多い以上、変更すべきだとの結論に至りました』といった説明をしたうえで、キービジュアルを変更し古塔さんとは距離を取れば、YOASOBIに降りかかる風評被害はほとんど断ち切れるように思います。
そうした動きがないということで、『YOASOBIが古塔さんを突き放す態度を取らないのは、YOASOBIと古塔つみは、クライアントと受注したイラストレーターというシンプルな関係ではなく、もっと深い関係にあったからではないか』『ダンマリでいることで、YOASOBIと古塔さんがただならぬ関係にあったことを証明している』などの指摘が出ています」（メディア記者）
YOASOBIがどこまで古塔さんの素性を知っていたのか、なぜ風評被害から身を護るためにコメントを発表するなどの動きを取らないのか。
YOASOBIと古塔さんの動向に、ますます注目が集まりそうだ。
（文／恵和恵）