千葉ロッテマリーンズの正捕手として2度の日本一、2006年の第1回WBCでも日本代表の正捕手として世界一に貢献した里崎智也さんが2日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
大きな物議を呼んでいる第94回選抜高校野球大会(センバツ)の選考について見解を語った。
昨年秋の東海大会で優勝した日大三島は順当にセンバツ出場が決まった一方で、準優勝の聖隷クリストファーは落選。ベスト4に終わった大垣日大がサプライズで選ばれるという選考結果。
さらには、聖隷クリストファーが落選し大垣日大が選出された理由としてあげた「個人の力量で投打に勝る、甲子園で勝つ可能性が高い大垣日大を選んだ」という選考委員の発言。
これに里崎さんは正面から「野球は総合力じゃないの?」「個人の力量で足りないところを総合力でカバーして勝っていくのが団体競技」と疑問を呈したのだ。
「1月30日に放送された『サンデーモーニング』(TBS系)で、巨人やメジャーリーグのレッドソックスで活躍した上原浩治さんは『もう決まったことですから、これは本当にどっちの高校がどうこうじゃなくて、選ばれた高校を応援してあげるべきだと思いますね』と、選考過程の不可解さを渋々でも受け入れるしかない、もう余計な議論をしても仕方ないというニュアンスのことを言っていました。
これに対し、里崎さんはしっかりと世論の多数である疑問を追求する姿勢を見せてくれましたからね。
『さすがは里崎さん』『里崎さんの発言が、高野連が聖隷クリストファーを救済するきっかけになってほしい』と期待や称賛の声が多く聞こえてきていますよ」(スポーツコメンテーター)
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している