大人気音楽ユニット「YOASOBI」の代表曲である『夜に駆ける』のキービジュアルなどを手がけたイラストレーターの古塔つみさんの、パクリとも言える著作権侵害疑惑。
当初は、YouTuberのコレコレさんが1月28日にライブ配信した動画にて、写真の書き写しによるトレースに気付いたという女性が登場し、昨年開催された古塔さんの個展に出品されたものが、イギリスの写真家デレク・リジャーズさんの作品集「パンクの誕生」にあった有名な写真を左右反転させほぼそのまま書き写しただけのものだと指摘したことに端を発するものだったのだが。
その後、次々と別のイラストについても元ネタとなる写真があることを指摘される事態へと発展している。
中には、写真の持ち主が「元ネタ表記さえしてくれれば大丈夫です」と連絡をしたところ、当該のイラスト画像を削除のうえ「やりとりも見られたくないしツイ消しして！」と証拠隠滅に協力を要請された過去を報告するケースも出て来ているようだ。
さすがに、これでイラストレーターを名乗るのは、同業者に対してあまりにも失礼ではないだろうか。
YOASOBIとしては、代表曲に思わぬケチが付いてしまい、とんだトバッチリに違いない。
（文／江口のりお）