「NEWSポストセブン」(小学館)が2日、昨秋の東海大会で準優勝しながら第94回選抜高校野球大会の選考でよもやの落選を味わった聖隷クリストファー野球部の監督であり、同校の校長でもある上村敏正さんの独占インタビューの模様を掲載した。
詳細については、ぜひ同サイトをご確認いただきたいが……。
「多くの批判の声から分かるとおり、東海大会の決勝戦で惨敗を喫したワケでもない聖隷クリストファーが落選、ベスト4に終わった大垣日大が選出という今回の選考委員会の決定には納得できない部分が多いですよね。
『個々の力量で勝る』『投手力で勝る』『甲子園で勝つ力がある』といった大垣日大を選出した理由は、どれも選考委員の主観でしかなく客観的な根拠としての説得力に乏しいものばかり。
こんなのを理由に準優勝の成績を無視されてしまっては、聖隷クリストファーの球児たちはどうやって心の整理を付ければ良いのか…。
また、確実に混乱を呼ぶということが事前に想像できなかった高野連の判断力にはかなりの疑問を感じます。
NEWSポストセブンの記事でも提案されているとおり、32校というセンバツ出場決定校に、新たに聖隷クリストファーを加えた33校でセンバツを開催することが、聖隷クリストファーの球児にとっても大垣日大の球児にとってもベストな選択だと思いますよ」(メディア記者)
33校でのセンバツ開催、それは選考過程をめぐって判断力に疑問符のついた高野連への一定のイメージ回復にもつながるものとなるだろう。
高野連が世論を汲み取り、速やかな判断力を見せてくれることに期待したい。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している