「デイリースポーツ」が25日、“関テレ社長 悲痛の神田と聖子に「何か一言」への局アナ怒りに「個人的にはまっとうな発言」”のタイトルで記事を掲載した。
昨年12月18日に急逝した神田沙也加さんの、同月21日に行われた密葬および火葬後に松田聖子さんと神田正輝さんが開いた記者会見の際のこと。
会見を終えその場を去ろうとする聖子さんと正輝さんに対し「今のお気持ちは?」と取材者の1人(氏名不明)が質問したことに対し、その様子を見た関西テレビ『報道ランナー』のMC・新実彰平アナウンサーが「何か一言なんて聞くもんじゃないですよ」など不快感を露わにしつつ指摘した件に関し、関西テレビの羽牟正一代表取締役社長が「新実アナの指摘はすごくまっとうなものだと感じた」と、1月25日の新春会見で表明したことが綴られているのだが……。
「ネット上では、『“今のお気持ちは”と質問した人を“まっとう”って言うなんて、カンテレ社長はおかしい』という指摘が出てしまっていますね。
羽牟社長は、不躾な質問をした人ではなく、不躾な質問を断罪した自社のアナウンサーの発言を『まっとう』と言ったわけで、完全に真逆の意味で記事の内容を誤読している読者がいるようです。
ただ、『デイリースポーツの付けたタイトルが分かりづらい』『カンテレの社長がおかしなことを言ったとミスリードされるのを狙った見出しなのでは?』という指摘もあります」(メディア記者)
記事の読解力がないままに、誤読した内容をSNSやネットの掲示板に書き込む行為は非常に危険と言える。
だが、誤読しやすいタイトルを付ける方にも問題がある、ということもまた事実かもしれない。
(文/二宮誠司)