新型コロナウイルスの感染者の急激な増加を受けて山梨県が23日、ワクチン未接種者に対する不要不急の外出自粛など臨時特別協力要請を行った。
対象期間は2月13日までとのこと。
「賛同する声も少しあるようですが、山梨県民だけでなく、日本中から『これは明らかに差別なのでは』『山梨県では人権無視がまかり通るってことでしょうか』など疑問の声が多く上がっていますね。
『未接種者だけに外出自粛を求めることは、憲法違反である』との指摘も出ています。
そもそも、ワクチンを2回接種していても新型コロナウイルスに感染すること自体を100%防げるわけではなく、感染した際の軽症化を主眼にワクチン接種が勧奨されてきたわけですよね。
また、ワクチン接種はあくまでも奨励されているだけで義務ではありません。
それにもかかわらず、露骨にワクチン接種をしていない人だけを縛り付けるような政策を県として打ち出したわけですから、疑問が噴出している現状は当然のことかと」(メディア記者)
今回の山梨県が打ち出した臨時特別協力要請は、コロハラの危険性をはらんでいるのではないだろうか。
(文/二宮誠司)