東野幸治さんがMC、松本人志さんがレギュラーコメンテーターを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)が23日放送された。
16日放送でも松本さんは、先日「週刊文春」(文藝春秋)が報じた、あばれる君らの『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)における“ヤラセ疑惑”について「アレは本当ですよ」とイジっていたのだが。
この日の放送でも、テレビアニメ『おねがいマイメロディ』(テレビ東京系)シリーズに登場するマイメロディのママの「女の敵は、いつだって女なのよ」といった「名言」を使ったバレンタイン向けの商品が発売中止となったことに関するトークの中で「冒険少年も“ちょっとスタッフが手を貸しました”と注釈を入れておけば問題なかった」と言及した。
「2週に渡りイジることで、あばれる君ら出演者も、『アイ・アム・冒険少年』のスタッフや番組を放送しているTBSをも、結果的に救済できるだろうという意図があっての発言なんだろうと思います。
ただ、こうしたイジりをする場合、ある程度自身が潔白と言いますか、クリーンな立ち位置でないと説得力が弱いんじゃないかとは思いますね。
松本さんの場合、お笑いコンビ・ダウンタウンで浜田雅功さんと揃って出演する『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんを使った企画を何度も放送しています。
クロちゃん関連の企画は、以前からヤラセ疑惑が何度も取り沙汰されていますし、19日に放送された『クロちゃん新居で“逃走中”を模したドッキリかくれんぼをする』という企画においても、明らかにクロちゃんがドッキリに気付いてしまう演出があったことで、『ドッキリにハメられたフリをしてクロちゃんは演じているだけだろうな』など、ヤラセを疑う声が出て来ているんですよ」(メディア記者)
過剰な演出をすることが問題なのか、その演出がバレバレなことが問題なのか。
いずれにせよ、以前よりもテレビの裏側が見透かされやすくなっていることは間違いなさそうだ。
(文/川村隆二)