昨年12月18日に急逝した歌手で女優の神田沙也加さん。
多くの方が大きな衝撃と悲しみを感じたあの報せから、早いもので1ヶ月が経過した。
これまでに、神田さんに関しては様々な報道がされており、いくつかの疑問が残ったままと言われている。
「まず、神田沙也加さんは滞在先である札幌市内のホテル高層階の窓から転落して死亡したと言われていますが、『窓は最大15センチまでしか開かない』ということですし、あの日は記録的な降雪量があった後で、『凍結や強風などで、いつも以上に窓を開けるのが難しかった』という話もあります。
これらの要素を考えると、『本当に神田さんは窓から転落したのか』と疑問を持つ方が一定数いるのは仕方ないことでしょうね。
次に、『週刊文春』(文藝春秋)が報じた、神田さんと前山剛久さんの交際に関する内容についてです。
神田さんはホテルの部屋に前山さん宛と、伯父が代表を務める所属事務所宛の2通の書き置きを遺していた、前山さんが神田さんを『死ね』と連呼し罵倒する音声データがあるなどと文春が記事を書き、世間に大きな衝撃を与えました。
『遺書も音声データも捏造なのでは』という指摘も一部ありますが、これだけ社会的な影響の大きな内容を、裏付けが浅い中で報じれば確実に訴訟問題に発展しますから、『文春が報じていることは概ね事実だろう』と見られています。
ただ、神田さんが生前、前山さんに書かせたと言われている誓約書の『子どもが生まれた場合』という文言、前山さん宛の書き置きには『子どもを産んで育てたかった』と記されていた、神田さんの親友は文春の取材に対し『出産について、前山さんとの間で考えにズレ』と証言している、これらの文春報道から生まれた『神田さんは妊娠していたのでは』という疑問。
これは、現状、決定的な事実は出てきていません」(メディア記者)
疑問解消を後押しするような要素が、近く報じられることはあるのか、注目が集まる。
(文/大野ルナ)