ナベプロ(ワタナベエンターテインメント)が次々と文春砲を浴びている。
6日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に、所属する前山剛久さんが、神田沙也加さんが亡くなる直前に「死ね」「みんな喜ぶ」など辛辣な言葉をぶつけていた、神田さんとの約束を破って元カノでアイドルのA子さんと連絡を取り続けていた、との記事が掲載されたばかりだが……。
9日夕方に、こちらも同事務所に所属するあばれる君に関し、【《TBS『冒険少年』“やらせ疑惑”証拠写真》「5日間ほぼ寝られない。過労死の危険性が…」疲弊したスタッフから告発SOS 「脱出島」王者・あばれる君のイカダは船が引っ張っていた!】の見出しで「文春オンライン」が記事を掲載したのである。
「あばれる君の件については、ナベプロが『(番組を制作する)TBSに問い合わせてください』と回答し、TBSとしては『当日の気温や潮の流れなど安全面に配慮したもの』と過剰な演出、いわゆる“ヤラセ”に該当しないとの考えを文春に示したようですね。
どこまで“ありのまま”でやるか、一定の“演出”を加えるか、ドキュメンタリーを標榜しているわけでなければ、テレビ番組に演出は付き物。
下手に『100%そのままをお届けしています』と謳ったりしていなければ、ある程度の演出は許容されていいように思います。
ただ、今回の報道により少なからず『あばれる君は“ヤラセ”に関与していたんではないか』という印象を持たれることは確かでしょう。
前山さんの騒動では、文春の記事掲載に合わせるように、スポーツ各紙が前山さんの心身不調、活動休止について一斉に報じ、『スポーツ各紙はナベプロの意向を受けて書いてるだろうから、文春VSナベプロの戦いだ』といった見方が一部で広まりました。
その騒動が全く収まらない中で、今度は少年少女、ちびっ子からの人気を博しているあばれる君が文春のターゲットになったという図式ですからね」(メディア記者)
仁義なき戦いは、ますます激しさを増して行くのだろうか。
(文/江口のりお)