18日に急逝した歌手で俳優の神田沙也加さん。
父である俳優・神田正輝さんはMCとしてレギュラー出演する『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)の25日放送にいつもどおり出演。
母である歌手・松田聖子さんは、出場が決まっていたNHK『紅白歌合戦』への出場辞退を決めた。
沙也加さんがダブルキャストの主演を務めていたミュージカル『マイ・フェア・レディ』は、朝夏まなとさん1人主演の体制で全国公演を25日から再開。朝夏さんは、カーテンコールで「さあちゃんの思いも一緒に千秋楽まで1回1回大切につとめあげていきたい」と沙也加さんの想いも背負って走り続ける意思を示した。
「神田沙也加さんの急逝から1週間が経過し、止まっていたいくつかのスケジュールが動き出しましたね。
ただ、わずか1週間ですから関係者の悲しみや衝撃はまだまだ大きいはずで、くれぐれも無理なく進んで行って欲しいと思います。
一方で、23日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じた神田さんの“遺書”や前山剛久さんと前山さんの元カノA子との“交際トラブル”は衝撃的で、一気に『恋愛を中心としたいくつかの悩みを苦に、自ら…』という印象を多くの方が持ったのではないかと。
ですが、文春の記事では2通遺されていたとされる神田さんの書き置きのうち、前山さんに宛てた内容を一部明かしているものの、もう1通の神田さんの事務所に宛てたものについては何も明かされていません。
また、15センチしか開かない窓からどうやって転落したのか、他の場所からという可能性や自殺ではない可能性は本当に消えたのかといった謎、不可解さは解消されていないんです」(メディア記者)
ご遺族への取材は厳に慎むべきだが、過剰な憶測やデマ防止のためにも死の真相についてはできるだけ不可解さを残さないことが必要なのではないだろうか。
(文/木暮雅人)