「フライデーDIGITAL」(講談社)が21日深夜、“神田沙也加さん急逝 結婚の話もあった交際俳優の悲しみ”の見出しで記事を掲載。
『マイ・フェア・レディ』で神田さんと共演し、神田さんの急逝に伴い寺脇康文さんとともに残りの公演を降板する形となることが発表された前山剛久さんが、神田さんと今年に入ってから本格的に交際をスタートし、結婚の話までしていたこと、共演者や関係者も2人の交際を知っていたことが綴られているのだが……。
同日には、神田正輝さんと松田聖子さんがひとり娘と無言の再会をし、密葬、火葬を終え、悲しみの淵にありながらも会見を行っていた。
そして、神田さんが所属する事務所・ローブがそのことを報告するとともに、「事件性はなく、転落による多発外傷性ショックが死因であるとの報告を受けました」と北海道警からの報告内容を伝えつつ「転落の原因につきましては、神田本人の名誉と周囲の方々への影響を踏まえて公表を控えたく、お含みいただけましたら幸いです」とし、「神田を守れなかったという責任を真摯に受け止めております」と無念を語り、「ご親族やご友人のプライバシーに関わるような記事の掲載、過剰な取材行為、インターネット上での根拠のない誹謗中傷に関しまして、お控えいただけますよう改めてお願い申し上げます」と各方面へ配慮の依頼をしていた。
「記事を掲載する予定で進めていたとしても、事務所がハッキリと配慮してほしいと主張したほんの数時間後にこれですからね。
事務所の主張とほとんど同時刻に掲載してしまったのならまだしも、数時間経過してからの掲載ということで、『分かってて、あえてやってますよねコレ』『フライデーは人でなしの集まりなんか?』といった非難の声がいくつも聞こえてきています。
文末には“いのちの電話”の電話番号を掲載するなど、著名人の急逝でショックを受けている方々へ配慮しているポーズを取っていますが、プライバシーを土足で踏みにじる行為をしたことがこれで帳消しになったりはしないでしょう」(メディア記者)
神田正輝さんと松田聖子さんの会見での表情を見てもなお、こんな仕打ちができることに衝撃を禁じ得ない。
(文/門田智之)