TBSのWEBニュースサイトが16日午前に、暴行罪に問われているタレントの熊田曜子さんの夫に対し、検察が罰金20万円を求刑したとの速報を打った。
そして、その後、この件はテレビ朝日系、フジテレビ系、さらにはABEMA TIMES、スポーツ各紙がこぞって報じていった。
「もちろん暴力は絶対にNGであることは間違いありません。
ただ、熊田曜子さんとご主人の争いは、熊田さんの不倫疑惑やウーマナイザーの一件なども絡んで、かなりの泥仕合となっています。
積極的に報道をすることは、お2人の間に生まれた3人のお嬢さんの将来のために好ましくないのではないかと思いますね。
また、熊田さんが夫を訴えている話は何度も取り上げるのに、夫が熊田さんの不倫などに関して訴えている話は取り上げる頻度が低く、かなりの不公平感も覚えるところです。
それに、詰まるところ、この争いは夫婦間の話であって広く知らせる必要があるとは思えません。
今月11日に、三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』が国内300館以上、さらには台湾でも同時に“1周年特別上映”という大快挙を成し遂げました。
ところが、これを快挙達成当日までに報じた大手メディアは皆無で、13日になって日刊スポーツだけが大手メディアの中では唯一報じていました。
本当に報じるべきものを、大手メディアは見失っているんじゃないかと心配にもなりますよ」(メディア記者)
忖度や圧力に身を任せ続けた大手メディアが、こうした闇を生み出しているのではないだろうか。
(文/中野慎二郎)
~ライター略歴~
東京都中野区出身
演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動