三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)の1周年特別上映が11日、全国304館と台湾1館の計305館にて盛大に行われた。
いくら1周年の特別上映とは言えども、封切りから1年を経過した作品にどれだけの動員が集まるかと不安視されてもいたが、そんな不安もどこ吹く風といった具合で、各地で満席の回がいくつもあるなど、あらためて三浦さんと『天外者』の人気の高さを証明する結果となった。
11日の全映画の興行収入ランキングで『天外者』は、大人も楽しめるアニメとして評価の高い『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』や、永野芽郁さん主演で三浦さんとドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)で父娘役を演じた稲垣来泉さんも重要な役で出演する『そして、バトンは渡された』といった封切りから1ヶ月あまりの作品を抑え、見事に5位にランクイン。
さらに、特別上映が305館という規模で実施されたのは11日だけながら、11日と12日の合計でも『天外者』は8位にランクインするという快挙を達成した。
大快挙にもかかわらず
「封切りから1年を経過した映画が、デイリーランキングとは言えTOP5に名前を連ねるなんて信じられないですね。
これは大快挙と言って全く差し支えないでしょう。
それにもかかわらず、大手メディアは『天外者』1周年特別上映に全く触れていませんし、『天外者は脚本がひどすぎる。三浦春馬以外は価値なし』なんて見当違いなことを書いている中傷メディアが存在する状況には呆れるばかりですよ。
本当に作品の評価が低ければ、いくら三浦さんのファンが躍起になっても、映画専門サイトの『映画.com』で平均評価4.2なんて高い数値は叩き出せません。また、制作サイドからの打診があっても劇場側が上映に対して首を縦に振らないでしょう」(メディア記者)
数々のおかしな報道状況はあるものの、鑑賞した方の反応、そして数字が三浦さん『天外者』の輝かしい成果を証明していると言えるのではないだろうか。
(文/窪田翔吾)