11日に行われた、三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)の1周年特別上映。
多くのファンが感動の涙を流したこの一大イベントを受け、田中光敏監督が12日に自身のブログを更新。
「『天外者』全国304館&台湾1館」の見出しで、「本当にありがとうございます。これもひとえに、『天外者』を応援して下さっている皆様のご支援のおかげです。そして、沢山の方々に劇場に足を運んでいただき、映画『天外者』に関わった者として、大変嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです」「映画『天外者』が1年の上映を経て、今回も上映出来たこと、スタッフ・キャスト映画に関わる全ての人びとにとって、とても心に残る、出来事となったと思います。本当にありがとうございました!」などと綴っている。
「何度も何度も繰り返し、出演者、制作や広報に携わった仲間、そして応援してくれる方々への感謝の言葉を並べているのが印象的ですね。
これだけ多くの方に愛され、評価されれば、多少調子に乗って浮ついたことを書いてしまう方もたくさんいると思うんですが、田中監督の場合はいつも謙虚で利他的ですから、本当に素晴らしい方だなと思いますよ。
また、1周年特別上映に関しては公式発表から11日の開催当日まで、さらには開催翌日になっても全くメディアで報道されていませんから、愚痴の一つもこぼしたくなるところだと思うんですが、そうした部分をおくびにも出さないところも素敵だなと思いました」(メディア記者)
三浦さん、田中監督をはじめとする『天外者』に関わった方々の素晴らしい心がけが、多くのファンを惹きつけ、さらなる特別な催しへとつながっていくことになるのかもしれない。
(文/西野麻衣)
~ライター略歴~
茨城県出身
シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている