三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)の“1周年特別上映”が11日に全国304館、台湾1館の計305館で実施される。
もう当日まであと2日となっているのだが、先月12日の公式発表以来、ただの1度も大手メディアがこの1周年特別上映を報じたことはない。
国内304館のうち、三浦さんの地元である土浦の“土浦セントラルシネマズ”の場合は、今回の1周年特別上映に限らず、ずっとロングラン上映を続けている。
また、宮城県の“シネマ・リオーネ古川”、秋田県の“AL VEシアター”、山形県の“MOVIE ON やまがた”、広島県の“呉ポポロシアター”、以上4館は明日10日より11日を含めた1週間に渡っての上映を実施する。
京都府の“舞鶴八千代館”の場合は、明日10日より23日まで2週間に渡っての上映を行う。
岩手県の“盛岡中央映画劇場”は、11日に全国一斉の特別上映に参加したあとも、終了のタイミングを定めずにしばらく上映を続けることを発表している。
これだけ大きな規模となっていることは、三浦さんを多くの劇場、ファンが愛していることの表れであり、ニュースとして報じる価値に溢れていると思う。
逆に報じることによって、どんなマイナスがあるというのだろうか。
私には全く見当がつかないゆえ、報じないすべての大手メディアに対して気持ち悪さと怒りを覚えるのだが……。
(文/西野麻衣)
~ライター略歴~
茨城県出身
シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている