1日に楽天グループ運営のオンライン書店・楽天ブックスが、「映画の日」に合わせ「邦画DVD・ブルーレイランキング2021」を発表したのをご存じだろうか。
今年1月から10月末までの期間を対象としたこのランキングで、1位に輝いたのは三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』だった。
そして、この発表に関してYahoo!ニュースに上がっている唯一の記事は、「GAME Watch」による《「東リベ」映画公開で原作漫画の売り上げが11倍に。楽天ブックス「邦画DVD・ブルーレイランキング2021」発表》というタイトルの1本だけなのである。
「1位が『天外者』でなかったら、もっと取り上げるメディアはいくつもあったのではないかと思われます。
『天外者』のての字も、三浦春馬さんのみの字も
また、GAME Watchの記事では、タイトルに採用された作品がランキング9位の『東京リベンジャーズ』で、1位の『天外者』に関しては触れていません。
それどころか、本文中に『天外者』のての字も、三浦春馬さんのみの字もありません。
『東京リベンジャーズ』が映画化されたことにより、原作である和久井健さんの漫画『東京卍リベンジャーズ』の売上が前年比で11倍以上にもなったということに注目すること自体は、ニュースとして報じるメディアの自由でしょうけど、1位の『天外者』に全く言及しない記事に仕上げたことについては、恣意的なものを感じずにはいれませんね」(メディア記者)
これほどまでに露骨に避けるのは、激しく誹謗中傷することに勝るとも劣らない悪質さがあるのではないだろうか……。
(文/窪田翔吾)