三浦春馬さんらファン投票と尾野真千子『茜色に焼かれる』ノミネートが…報知映画賞の「破綻」 | The Audience
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三浦春馬さんらファン投票と尾野真千子『茜色に焼かれる』ノミネートが…報知映画賞の「破綻」

三浦春馬さんらファン投票と尾野真千子『茜色に焼かれる』ノミネートが…報知映画賞の「破綻」
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 報知新聞社が主催する、映画の発展を願い1976年に発足した「報知映画賞」。

 今回で第46回を迎えた同賞の各部門受賞作品および受賞者が30日発表された。
 
 作品賞は邦画部門、海外部門、アニメ部門と3つに分かれており、個人賞については監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、新人賞の7つがあるのだが……。
 
 「どの賞も、選考委員会による審査の前にファン投票を募り、ファン投票1位はもちろんのことファン投票上位の中から基本的にノミネート作品が決まる仕組みです。
 
 今回の報知映画賞にファン投票1位でノミネートされたのは、作品賞の邦画部門は『天外者』、海外部門は『ノマドランド』、アニメ部門は『竜とそばかすの姫』。
 
 監督賞は『天外者』の田中光敏さん、主演男優賞は三浦春馬さん、主演女優賞は森七菜さん、助演男優賞は山田涼介さん、助演女優賞は清原果耶さん、新人賞は松村北斗さんでした。
 
 そして、ファン投票1位だった作品や個人は、1つ(1人)も最終的に各賞を受賞できていないんですよ。
 
 また、ノミネート時点では、スポーツ報知が《報知映画賞ノミネート決定!「茜色に焼かれる」最多6部門7ノミネート》と記事のタイトルにも挙げていた、尾野真千子さん主演の『茜色に焼かれる』に関しては、受賞できたのは片山友希さんの新人賞のみでした。
 
 『何のためのファン投票だったんだ!』と怒りの声がそれぞれのファンから出てきていますが、仕方ないでしょうね」(メディア記者)
 
 ファンの意向を完全に無視したような結果からは、ファン投票を経るという仕組みの破綻が伺える。
 
 次回からは、ファン投票という要素をなくした方が賢明なのではないだろうか。
 
(文/窪田翔吾)