いよいよ大晦日、あと数時間のうちに2020年が過ぎ去っていく。
今年の芸能界は例年にないほど多くの方が亡くなった。
その中でも知名度の高さ、年齢、大活躍の最中にあったことなど、様々な要素から「まさか突然亡くなってしまうなんて」と多くの方が大きな衝撃を受けた三浦春馬さんの死。
あまりにも唐突なその最期に、今もなお悲しみの只中という方が多くいる状況だ。
「なぜ」に対する答えは…
前夜まで『おカネの切れ目が恋のはじまり』（TBS系）の収録に精力的に臨み、送りの車を降りる際には現場マネージャーにいつもと変わらぬ様子で「明日もよろしくお願いします」と告げたと言われている三浦さんが、なぜその数時間後に自ら命を絶ったのか。
遺書なども残っておらず、直前に抱えていた苦悩や葛藤については、極めて個人的な部分ということもあり知ることができない。
プライベートでも交流のあった三浦翔平さんや城田優さんらが、三浦春馬さんについてこれまでに思い出や想いを語っているが、それらを聞いても直接7月18日に起こったことに対するヒントのようなものは見えて来ない。
やはり個人的な事情に因る部分が大きいため、おそらく今後も「なぜ」に対する答えはもちろんのことヒントとなるような話が出てくることはないのだろう。
だが、「もう知ることはできないのだ」と受け入れ、自身の心を開放するとともに、真の意味で三浦春馬さんを追悼するためには、最も近くで三浦春馬さんの様子を見てきたアミューズが、7月18日までの三浦春馬さん自身そして三浦春馬さんの周囲の様子について、知っていること感じていたことを語ってくれることが重要なのではないかと感じている。
そこに答えもヒントもなくても構わない。語ってくれることそのものに意味があると思うのだ。
「なぜ」を抱えたまま年を越すことは確実な状況となっているが、新年早々にもアミューズが動いてくれることに期待したい。
（文／窪田翔吾）