三浦春馬さんと城田優「友情リレー」やたら美談にしたがる『キンキーブーツ』再再演の裏側 | The Audience
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三浦春馬さんと城田優「友情リレー」やたら美談にしたがる『キンキーブーツ』再再演の裏側

三浦春馬さんと城田優「友情リレー」やたら美談にしたがる『キンキーブーツ』再再演の裏側
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 「日刊スポーツ」が6日、“2人の友情の証し…三浦春馬さんが愛したローラ役を引き継いだ城田優”のタイトルで記事を掲載。

 2019年に上演された、初演に引き続き三浦春馬さんと小池徹平さんがダブル主演した、『キンキーブーツ』再演の終幕直後から再再演は計画されていたこと、三浦さんの急逝により一時は再再演が断念されそうになっていたこと、城田さんの存在がそんな窮地を救うことになったこと、プライベートでも仲の良かった三浦さんの愛したローラ役、『キンキーブーツ』を継続させるためならと城田さんを突き動かしたのは友情であり、友情のリレーが実現したのだということなどが綴られている。
 
 「『主催者側も一時は再再演を断念しそうになった。しかし、そこで浮上したのが、三浦さんとはプライベートでも仲が良く、ミュージカル俳優としても互いに刺激し合う関係にあった城田だった』日刊スポーツが記したこの『白羽の矢が立った』的な表現。
 
 そのままの意味であれば、オーディションは一応行ったものの、実質的にはよほど目を見張る人ががいない限り城田さんが選ばれることが基本線だった。
 
 あるいはオーディションと言っているものの、競う相手がいない城田さんだけが参加した、選考というよりは審査、テストのようなものだった可能性が考えられるのではないでしょうか。
 
 オーディションと表現されることで、横並びのライバルの中から勝ち上がったという印象を与えられますが、実際には城田さんで既定路線だったのかもしれませんね。

何より、あまりにも時期尚早なのではないか?

 興行、すなわち商売である以上、できるだけスケジュールを変更せずに収益を得たいと考えるのは自然なことでもあります。
 
 ただ、『友情のリレー』という美談として語るには、あまりにも時期尚早であり、三浦さんご本人やファンの意思が置き去りになっているきらいが拭いきれません。
 
 2022年には、初演および再演の記録映像などを編集して映画化したものを上映。
 
 それから3年後の2025年あたりまでに、三浦春馬さんのローラを継げる人材を発掘・育成するという流れが良かったのではないかと個人的には思います。
 
 それだけの時間をかけた結果、城田さんがライバルたちに勝ってローラ役を獲得したということであれば、現状ほどの大きな反発は買わなかったのではないかとも」(メディア記者)
 
 メディアの紡ぐ足早な美談を、額面通りには受け取りづらいファンが数多くいるということは事実としてお伝えしておきたい。
 
(文/西島龍大)
 
 ~ライター略歴~
 沖縄県出身
 ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き