歌手の浜崎あゆみさんが、31日に予定していた無観客での生配信カウントダウンライブを中止することを29日発表した。
公式サイトでは「12/31(木)に予定されていた無観客カウントダウンライヴ生配信に向けて浜崎あゆみ及びスタッフ一同準備を進めて参りましたが、12/28(月)にサポートメンバーの一人が体調の違和感を覚え、その後のPCR検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることが判明致しました」とし、浜崎さん自身のPCR検査については結果待ちとしつつも「保健所による濃厚接触者判定の結果、浜崎あゆみ本人も濃厚接触者に該当することが確定致しました」と発表し、これにより生配信ライブが中止決定に至ったことを報告している。
誹謗中傷と言われてもおかしくないようなコメント
「一連の対応について『失礼な言い方だが、妊娠中で大勢の中で仕事してることがそもそも違和感』『大きなリスクの中で配信とはいえライブやろうとしていたことに驚き。認識が甘過ぎ』『まずは母親として子供を守らなきゃ』と、浜崎さんの体調を心配する声ではなく、今日までライブの実施を目指して動いていたことを否定し、半ば誹謗中傷と言われてもおかしくないようなコメントが多く見られますね。
配信ライブや無観客での『紅白歌合戦』(NHK)など、多くの演者やスタッフが集まるイベントは年末に向けて多数あります。
自主的にライブの中止をするものもあれば、感染対策を徹底しギリギリまで実行に向けて全力を尽くしているものもあります。
世間への影響であったり見え方、あるいは経営的側面、リスク管理など様々な要素を考慮して実行するも良し、中止するも良しだと思います。
浜崎さんの生配信ライブについても、妊娠中という自身の状況であったり、このライブに関わっている多くの人たちの生活という経営者目線であったり、複数の要素を総合的に考えたうえでの実施という決断だったと思いますので、それを尊重すべきだと思いますし、直前でサポートメンバーのコロナ感染判明に伴っての中止という判断も賢明なものでこそあれ、「そら見たことか」とばかりに誹謗中傷されるようなものではないかと」(メディア記者)
妊娠中という状況については、当然産婦人科医の判断も仰いでいるだろう。
また、周囲でコロナ感染者が発生した際のスムーズな対応についてもしっかりしていたと感じている。
それでもなお、SNSや大手ポータルサイトの掲示板などで浜崎さんを叩くような行為は、まさしく自粛警察と同じことが言えるのではないだろうか。
(文/梅林隆介)