「スポニチアネックス」や「日刊スポーツ」などが23日早朝、女優の清野菜名さんが昨年6月に結婚した俳優の生田斗真さんとの間に第一子を妊娠したことが分かったと立て続けに報道。
その後、清野さんの所属事務所・ステッカーが「ご報告」とのタイトルで清野さんの妊娠を発表し、これを多くのメディアが一斉に報じる状況となっているのだが……。
「時系列や報じられた内容を見る限り、清野さんサイドはこのタイミングで妊娠を報告する気はなかったんだと思いますね。
結婚や妊娠は間違いなくおめでたいニュースではありますが、ファンや仕事への影響という面などを考えると、発表のタイミングや仕方については本人や事務所は『できるだけマイナスな影響が少ないように』と戦略を立てるはずです。
今回の清野さんの場合も、きっと19日から放送が始まったばかりの主演ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』（TBS系）への影響を考えていたに違いないでしょう。
妊娠を発表するにしても、ドラマの放送が終わってから、あるいは収録がすべて終わってからといったタイミングをおそらく考えていたのではないかと思います。
ところが、スポーツ各紙に情報を出されてしまったために、このタイミングで正式発表せざるを得なくなってしまったのではないかと。
本人の意向を無視した形で報じることは…
最近では、声優の下野紘さん、お笑いコンビ・Aマッソの加納愛子さんと村上愛さんの3名について、本人たちが様々な影響を考えたうえで明かしていなかった既婚の事実を“週刊女性”（主婦と生活社）がすっぱ抜きました。
それから、昨年相次いで急逝された三浦春馬さんや竹内結子さんに関しては、誰も求めていないようなお墓、遺骨、遺族の近況について、いくつものメディアが容赦なく報じ続けてきた、あるいは今なお報じているという実態があります」（メディア記者）
スキャンダルや事件ならすぐに報じるべき側面も大きいと思うが、たとえ慶事であっても極めてプライベートなことに関しては、本人の意向を無視した形で報じることは本来あってはならないのではないだろうか。
（文／西島龍大）
～ライター略歴～
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き