吉本興業が28日、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さんと藤森慎吾さんが31日付で退社する旨を発表した。
2人ともフリーとなり、これからもコンビとしての活動や、音楽ユニット・RADIO FISHとしての活動は続けていくという。
また、同日に2人はYouTubeで退社に至った経緯を説明。
このところはYouTuberとしての活動に主軸を移していた中田さんは昨年から吉本興業と話し合いを重ね、所属芸人として活動していくには条件がまとまらなかったことで退社を決意。藤森さんは当初は退社の意向は持っていなかったものの、相方の退社を受け「自分だけ吉本に残って、中田に迷惑をかけるのは避けたい」との思いから自らも退社することを決意したとのこと。
今年は退社・退所の報が多い
今年は事務所から独立したり、移籍したりというニュースが多いだけに、今回のオリラジの報道では様々な芸能人を想起させるところがあるみたいで……。
「ジャニーズ事務所を中居正広さん、手越祐也さん、山下智久さんが退所しました。来年3月でTOKIOの長瀬智也さんが退所することも発表されています。
オスカープロモーションでは、米倉涼子さん、剛力彩芽さん、岡田結実さん、福田沙紀さん、草刈民代さんと、年齢もキャリアも様々な方が退所しています。
他にも、ワタナベエンターテインメントを城田優さんが、スターダストプロモーションを柴咲コウさんが、スパイスパワーを高杉真宙さんが、太田プロダクションを前田敦子さんがそれぞれ退所していますね。
こういった、事務所と所属芸能人の関係性を考えていく中で想起させられるのが、7月の急逝から5ヶ月以上が経過した三浦春馬さんとアミューズのことです。
三浦さんの死亡当日の時系列や過剰労働の有無などいくつかの疑問があり、その疑問に対しこれまでにアミューズからは具体的な回答がないことで“陰謀論”などの過剰な憶測やデマが出てしまっている状況にあります。
オリラジ、特に中田さんは吉本興業に対して以前から歯に衣着せぬ発言を繰り返ししてきました。それでも、今回の退社に際して中田さんは『円満退社』と強調していますし、吉本興業も『自ら確立した方針にて活動していきたいという２人の意向を最大限尊重し、この度、合意によりマネジメント契約を終了することとなりました』と発表していますので、良い関係性が築けていたのだろうと思います。
オリラジのように率直に自身の考えを伝えられる関係が、三浦さんとアミューズの間に確立されていたのかどうか、今回の報道であらためて考えさせられましたよ」（メディア記者）
三浦さんのファンが抱えている疑問や、それを紐解くヒントになりそうなアミューズと三浦さんの関係性について語られる日は訪れるのだろうか。
黙して語らない期間が長くなっていることにより、誹謗中傷や過剰な憶測、デマについてはますます過熱してきている現状だけに、状況打破のための最善手と思われる会見やコメント発表があるか、アミューズの動向に注目が集まる。
（文／窪田翔吾）