日刊スポーツ新聞社が選ぶ「第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」の各受賞作品が28日発表された。
作品賞を『罪の声』(配給:東宝)、監督賞を『スパイの妻(劇場版)』(配給:ビターズ・エンド)の黒沢清監督、主演男優賞を『罪の声』の小栗旬さん、主演女優賞を『コンフィデンスマンJP -プリンセス編』(配給:東宝)および『MOTHER マザー』(配給:スターサンズ/KADOKAWA)の長澤まさみさんがそれぞれ受賞した。
また、27日に「オリコン年間カラオケランキング2020」で、“ヒゲダン”の愛称で親しまれている4人組バンド「Official髭男dism」の『Pretender』が初となる年間1位を獲得したことが分かった。
『Pretender』は『コンフィデンスマンJP -ロマンス編』の主題歌として書き下ろされたもので、19年11月18日付の週間カラオケランキング以降、28週連続で1位を獲得した作品だ。
三浦春馬さんと竹内結子さんが
「長澤さんが主演女優賞を獲得した作品の1つである『-プリンセス編』にも、今年7月に急逝した三浦春馬さん、今年9月に急逝した竹内結子さんのお二人は出演していましたね。
また、『-ロマンス編』においては、お二人は主役級の出番の多さで、“ヒゲダン”さんの『Pretender』の売上にも大きく寄与したと思います。
21年に撮影を行い22年に公開予定の続編『-英雄編』は当初、三浦さん演じるジェシーと竹内さん演じるスタアの過去についての描写がメインとなる予定でしたが、お二人が急逝されたことで、大幅に脚本を変更して撮影される予定のようです」(メディア記者)
今年最も大きな衝撃を与えたと言っても過言ではない三浦春馬さんと竹内結子さんの唐突な自死と見られる最期。
映画界、そして音楽界の今年を代表する作品に関わっていた2人は、今どんな表情でこの様子を見つめているのだろうか。
(文/西野麻衣)