昨年7月の急逝から14ヶ月以上が経過した俳優の三浦春馬さん。
三浦さんについては、四十九日に所属事務所アミューズが発表した死亡当日の時系列、特に事務所スタッフが迎えに行くことになっていた“約束の時間”などについて、いまだ疑問の声が上がり続けている状況だ。
死亡時刻は14時10分と具体的な時刻を明かしている中で、迎えに行く予定だった時刻、三浦さんの応答がなく部屋に入った時刻、救急搬送をした時刻など、時刻に関するものだけでもいくつかの疑問点が残っている。
他にも、自死だと特定するまでの早さであったり、亡くなる前日まで撮影に臨んでいた松岡茉優さん主演ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)における不可解な演出の数々など、ファンが過剰な憶測をしたり陰謀論を真に受けてしまったりする一因となっているであろう疑問は数多くある。
再捜査を求めるデモ
そんな中、27日に有志による「三浦春馬さんの死因などに関し再捜査を求めるデモ」が行われた。
「平日の14時という日程でしたが、結構な人数が集まっていましたね。
ですが、主催者がツイッターでも報告していましたが、どこかの国みたいに警察が圧力をかけたり、発言できないように取り締まったりというようなことも特にありませんでしたよ」(メディア記者)
先述した“約束の時間”については、6月28日に開催されたアミューズ株主総会においても株主から質問があった。
だが、このときもアミューズは具体的な時刻を明かさず、曖昧なままとした。
「通常であれば回答を伏せる必要がなさそうなところを伏せるということは、ウラに何かあるのではないか。不都合な真実があるのかもしれない」そうしたファンの想いが、過剰な憶測や陰謀論を呼び、死に関する再捜査を求める声を強めているという側面は否定できないだろう。
これまでどおり、疑問をそのままにしておくことは、アミューズ、三浦さんの両方の名誉のためには得策でないように思うのだが……。
デモにより、流れが変わることがあるか、今後の動向に引き続き注目したい。
(文/窪田翔吾)