「NEWSポストセブン」(小学館)が22日、“鈴木亮平、救命医からヤクザまで演じる凄み 監督、共演者らが明かす”のタイトルで記事を配信した。
記事には、最終話で世帯平均視聴率19.5%を叩き出した大人気ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)では、人の命を救うためには己の命を危険に晒すことも厭わない、優しくてどこまでも強い救命医、映画『孤狼の血 LEVEL2』では残忍で凶暴すぎる暴力団の組長と、真逆とも言えるような役柄を短期間のうちにこなしてみせた俳優・鈴木亮平さんの凄みについて詳しく書かれている。
「視聴者からももちろんですが、同業者の監督や俳優、原作者などから高い評価を受け続けている鈴木亮平さんは、今後も様々な役どころで色んな表情を見せてくれそうですね。
役に対する深い探求心、役のリアリティや深みを増幅させるための普段からの語学や殺陣などの研鑽、そして現場での共演者やスタッフなど誰に対しても温もり溢れる対応を取る謙虚な姿勢。
大成するために必要な要素のすべてを鈴木さんは持ち合わせているように感じます。
昨年7月に急逝し、多くの仲間やファンがその才能や人柄との別れを惜しんだ三浦春馬さんと重なる部分が多いように、個人的には感じましたよ。
映像作品などで鈴木さんと三浦さんが共演する機会はありませんでしたが、同じ殺陣の師匠に指導を受けたり、あるいは三浦さんの最後の主演映画『天外者』の方言指導ができる役者さんを鈴木さんが紹介したりと、2人は親交があったようですし。
海外進出に対する明確なビジョン
三浦さんが亡くなる直前まで務めていた『せかほし』ことNHK紀行番組『世界はほしいモノにあふれてる』のMCを、その後、鈴木さんが継いでいます。
こうした部分、そして何よりも海外進出に対する明確なビジョンを持っているという部分がかなり共通しているところではないでしょうか。
三浦さんの海外進出の夢は多くの方がご存知かと思いますが、NEWSポストセブンの記事の中では、鈴木さんが東京外国語大学に進学した理由として『将来、ハリウッドで芝居をするために、英語がしゃべれる大学に行きました』と語っていたことも綴られていましたからね」(メディア記者)
『せかほし』MCと同じように、三浦春馬さんの大志をも継ぐ形で、鈴木さんが世界へ打って出る日が近い将来訪れるのかもしれない。
(文/西野麻衣)
~ライター略歴~
茨城県出身
シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている