昨年の急逝から14ヶ月以上が経過した俳優の三浦春馬さん。
三浦さんの主演ドラマに関するおかしな事象については“三浦春馬さん多部未華子と共演『僕のいた時間』で「脇役の1人」扱い…戦慄のキャスト一覧”の記事および“賀来賢人「主演ドラマ」キャスト一覧から見えてくる…三浦春馬さん『僕のいた時間』の異常”にてお伝えした。
そして今回、念のため三浦さんが主演した映画に関し、同様にキャスト一覧を確認してみたところ驚きの事実が判明した。
多くの作品では三浦さんがキャスト一覧の先頭に
『森の学校』(配給:森の学校上映委員会、監督:西垣吉春さん)、『キャッチ ア ウェーブ』(配給:ワーナー・ブラザース映画、監督:高橋伸之さん)、『恋空』(配給:東宝、監督:今井夏木さん)、『奈緒子』(配給:日活、監督:古厩智之さん)、『君に届け』(配給:東宝、監督:熊澤尚人さん)、『東京公園』(配給:ショウゲート、監督:青山真治さん)、『真夜中の五分前』(配給:東映、監督:行定勲さん)、『進撃の巨人』シリーズ(配給:東宝、監督:樋口真嗣さん)、『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)、以上についてはいずれも主演の三浦さんがキャスト一覧の先頭に出てくる。
ところが、『アイネクライネナハトムジーク』(配給:ギャガ、監督:今泉力哉さん)では、三浦さんがキャスト一覧の3番目に配置されている。
Googleのアルゴリズムによって、必ずしも主演俳優が先頭に配置されるわけではないため、三浦さんが3番目というだけならさして問題はないだろう。
『アイネクライネナハトムジーク』で三浦さんの直前となる2番目に配置されているのは、森絵梨佳さんで、同映画の主要キャストの1人だ。したがって、2番目に配置されていることにそこまで大きな違和感はない。
ただ、先頭に配置されているのがヒロイン役の多部未華子さんでもなく、澁谷果歩さんという俳優なのだ。
『アイネクライネナハトムジーク』公式サイトに掲載されているキャスト一覧には澁谷さんの名前は見当たらない。では、澁谷さんは出演していないのか?
いや、間違いなく出演はしており、エンドロールにも名前が出てくるし、ご本人が公開当時にツイッターで「映画『アイネクライネナハトムジーク』こっそり出演しております。君は見つけられるか!?」とコメントしてもいた。
澁谷果歩さんとは…
そこで澁谷さんについて詳しく調べてみると、2014年から2018年まで成人向け動画作品の俳優として活動し同業界を卒業、その後はタレント業をしつつコラムや書籍の執筆活動をしている方だ。ピンク映画での主演が1度あるが、一般向け映画の主演経験はない。
ご本人が「こっそり出演」と表現しているレベルなのに、『アイネクライネナハトムジーク キャスト』でGoogle検索した際のキャスト一覧において先頭に配置されているのは、一体なぜなのか。
ドラマ『僕のいた時間』に続く、三浦さんをめぐるネット上の驚きの事実。
他の俳優では、こんなケースはなかなか目にしないだけに、深淵なる闇の存在を意識せずにはいられない状況と言えるのではないだろうか……。
(文/窪田翔吾)