20日に行わた『M-1グランプリ2020』(テレビ朝日系)で過去最多のエントリー数となった5081組の頂点に立ったマヂラブことお笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルさんと村上さんの2人が、27日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した。
数日前に「足の爪の負傷」が報じられた村上さんだが、そんな気配を微塵も見せずに「最強の武器“毒爪”」というネタを披露。コメンテーターのお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんからも『爪を怪我しておいて爪のネタってややこしいわ』と突っ込まれていた。
そして、番組の中で野田クリスタルさんの“おもしろい芸人の定義”があらわとなったシーンが……。
マッチョな順におもしろい
「すでにR-1とM-1の2冠を達成している野田さんが、『村上さんとともに次は“キングオブコント”の頂点を目指す』と語り、これを受けて村上さんが『こいつはとにかく変態なんですよ』と語り、さらに『こいつが体鍛えた理由もおかしいんです』『松本さんなんです』と告げると、野田さんは『(お笑い界の)てっぺんが筋トレしてるってことは、マッチョな順におもしろいってことですから』とだいぶズレた発想を語っていましたからね」(メディア記者)
その理屈で行くと、なかやまきんに君やオードリーの春日さん、あるいは品川庄司の庄司智春さん、小島よしおさんあたりが、野田さんの中の“芸人ランキング”では松本さんと同列になってしまうということだ。
独特な感性ゆえに、「漫才とは何なのか」「マヂラブの漫才は漫才にあらず」などの論争を巻き起こしているマヂカルラブリー。
ぶっ飛んだ天才的発想を持つ野田さん、その発想をうまく引き出しおいしく料理する村上さん。
好き嫌いは大いに分かれそうだが、今後もコアなファンを続々と獲得していくのではないだろうか。
(文/スコッティ角筈)