「MANTANWEB」が5日、《恒松祐里:「おかえりモネ」“スーちゃん”役で存在感 若きベテランの的を射た芝居》の見出しで記事を配信。
現在放送中のNHK連続テレビ小説、通称朝ドラの『おかえりモネ』にて、清原果耶さん演じる主人公・百音(モネ)の保育園時代からの一番の幼なじみである“スーちゃん”こと野村明日美を演じる恒松祐里さんに関して、物語に安定感をもたらす「若きベテラン」と評し称賛する内容が綴られている。
また、恒松さんと言えば、6月下旬より全世界同時配信となった、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督2』で、ヒロイン・乃木真梨子として見せた大胆な体当たり演技も大きな話題を呼んだのは記憶に新しいところ。
『全裸監督2』や『おかえりモネ』で彼女の存在を知ったという人も多いかもしれないが、恒松さんの俳優生活は今から16年前の子役時代から始まっていて、それゆえに22歳の若手俳優ながら「若きベテラン」との評価を受けているというわけだ。
「恒松さんはアミューズ所属で、昨年急逝された三浦春馬さんの後輩にあたります。
アミューズでの所属歴はかなり近いものがある
三浦さんがそれまで所属したアクターズスタジオつくば校からアミューズに籍を移したのが2004年、一方で恒松さんは2005年からアミューズに所属していて、2人の年齢は8つほど離れていますが、アミューズでの所属歴はかなり近いものがあるんですよ。
2019年に公開された三浦さん主演で多部未華子さんがヒロインの映画『アイネクライネナハトムジーク』(配給:ギャガ、監督:今泉力哉さん)で、恒松さんは三浦さんと共演を果たしているんですけど。
このときの公開記念舞台挨拶で、恒松さんはストーリーにちなんだ“ずっと好きな事”のテーマに対し、『三浦さんの顔が好きなんです!』と告白し、三浦さんが『初めて聞いた』と驚きつつ照れる様子を見せるという一幕もありました。
三浦さんの急逝に際しては、恒松さんが自身のインスタグラムで『なんて言葉で表せば良いか、思い出すのはあの笑顔ばかりです。また会いたかった、いつか恩返しもしたかったし、また共演しておつねやるじゃんとビックリもさせたかった』『優しくて、まじめで、素晴らしい方だった三浦さんへ、ご冥福をお祈りいたします』などのメッセージを投稿してもいました」(メディア記者)
同じ事務所に所属し、生前親交があったと伝わっていた俳優たちでもほとんど何も語らない方が多くいる中、恒松さんはインスタグラムで思いの丈を吐露していた。
念願だった再共演時のものではないが、今の恒松さんの八面六臂の活躍に対して、天国の三浦さんは「おつねやるじゃん」と優しく微笑みかけているのではないだろうか。
(文/西野麻衣)
~ライター略歴~
茨城県出身
シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている