4月4日に突如として、「15年前に島田紳助さんから“枕営業”を強要された。その場にはお笑い芸人の出川哲朗さんやお笑いコンビ・やるせなすの姿もあり、彼らは島田さんの要求に応じるように促していた」と自身のインスタライブで告発したモデルのマリエさん。
しばらくはネットニュースを連日騒がせる一大事となっていたものの、15年も前のことでそもそも真相を探ることが難解であり、やり玉にあげられた出川さんややるせなすはキッパリと「事実ではない」と否定、さらには騒動直後にマリエさんが近く暴露本を出版予定ということが取り沙汰されたことで「告発は売名行為のためでは」との見方が広まってしまい、あっという間に事態は沈静化していった。
そして、事の発端から5ヶ月が経過した9月4日、「デイリー新潮」（新潮社）が『マリエ「J-WAVEレギュラー番組」を今月で降板 “枕営業”告発にスポンサーが嫌気か』のタイトルで記事を配信。
記事によると、テレビ以上にスポンサーの意向が大きく影響するラジオにあって、4月に騒動を起こしたマリエさんを続投させることはすでに難しくなっており、事を荒立てずに済むタイミングを水面下で探った結果、改編期となる9月末での降板となったのではないかとのこと。
暴露本の出版も暗礁に乗り上げ
「騒動を起こすまでは、もはやマリエさんのことを忘れてしまっていた、あるいはそもそもマリエさんの存在を知らなかったという方が大多数でしょう。
見事に4月中は告発が功を奏して大注目を集めていましたけどね。
二の矢、三の矢が全く出て来ず、『告発が事実であれば、本来最も責められるはずの島田紳助さんではなく、今や大人気タレントとなっている出川哲朗さんを主に責めようとしたことがイマイチ理解できない』といった世間の見方が強まって行き、当初5月頃に予定していた暴露本の出版も暗礁に乗り上げて、結局は『何がしたかったの？』という状態になってしまいました。
何事もなかったように、騒動前の状態に戻ればまだ良かったんでしょうけど、結果として2016年4月から5年以上に渡りMCを務めてきたレギュラー番組のラジオ『SEASONS』（J-WAVE）さえも失う羽目になりましたからね」（メディア記者）
覆水盆に返らず。
マリエさんとしては、やるせなすな結果だろうが、自業自得な側面が大きいのではないだろうか。
（文／スコッティ角筈）
～ライター略歴～
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する