8月31日に放送された二階堂ふみさん主演で、二階堂さんの相手役を眞栄田郷敦さんが務める連続ドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系)第8話。
世帯平均視聴率は8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、番組最高値を0.8ポイント、前話となる第7話を1.2ポイントも上回ったことが1日分かった。
「『プロミス・シンデレラ』は、第1話では7.9%と、TBSが日曜劇場に次ぐドル箱枠として売り出している火曜22時枠としては到底受け入れづらい低数値の視聴率を記録していました。
今クールで圧倒的な数字を記録し続ける鈴木亮平さん主演の日曜劇場『TOKYO MER』の場合は、第1話で14.1%を記録していて、さすがに今後も『プロミス・シンデレラ』が『TOKYO MER』を上回るのは厳しそうです。
稀に見る大逆転劇が起こるかも
ただ、第1話で13.4%を記録していた波瑠さん主演の『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)であればいい勝負になりそうです。第7話まで2桁を維持し続けていたものの、第8話で9.5%、さらに第9話では9.1%と数字が下降線をたどっていますから。
いよいよ『ナイト・ドクター』と『プロミス・シンデレラ』の視聴率差はわずかに0.2ポイントだけとなったわけですね。
第1話での比較では5.5ポイントもの差がありましたので、稀に見る大逆転劇が起こるかもしれません。
『プロミス・シンデレラ』は、第1話で眞栄田郷敦さん演じるイケメン御曹司の高校生がかなりのドSっぷりを見せつけ、視聴者に受け入れづらかった側面があると思うんですが、物語の進捗とともにこのキャラクターの背負っていた悲しい過去が明らかになり、次第に素直さを見せていくことで、絶妙なツンデレキャラに育っていきました。
これにより、いったんは敬遠していたファン層が戻ってきて、ここにきての視聴率躍進につながっているのではないかと思いますよ。
一方で、『ナイト・ドクター』は物語の主軸がブレてきている印象がありますし、キンプリの岸優太さんが演じる情けないキャラクターが、だんだん視聴者に受け入れづらい身勝手な側面を際立たせてきていることが、視聴率の急降下につながっている可能性が高そうです」(ドラマ批評家)
勢いそのままに、二階堂ふみさんと眞栄田郷敦さんが波瑠さんや岸優太さんを飲み込んでしまうのか、来週以降の2ドラマに注目していきたい。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する