25日、格闘技団体「RISE」の記者会見に、今年11月でプロ野球を引退した元西武の相内誠さんが登場。格闘家に転身し、来年2月末に早くも「RISE ELDORADO 2021」でデビュー戦を飾るという。
会見で相内さんは「野球をやっていた人間が、いきなり格闘技界に入って『なめんなよ』とか言われると思うんですけど、当然だと思ってます。しっかり試合で、面白い試合をして、面白いファイターがいるなと思ってもらえるような選手になって行きたいと思っています」とコメントを発表したのだが……。
プロ野球時代は結果が伴わなかったが
「プロ野球選手時代から、コメントではそれなりに立派な意気込みを語ってきましたが、結果が伴ってきませんでしたからね。
今回の所信表明も現時点では話半分で聞いておいた方が良いかと。
プロ野球引退が決まった際に、所属していた西武ライオンズの渡辺久信GMは『格闘家は引退後の選択肢の下の方と聞いている』と相内さんについて語っていましたが、結局は報道が出回っていたとおり格闘家として歩むことを選んだわけです。
その選択そのものは何ら否定しませんし、むしろパフォーマンスには期待している部分もかなりあります。
相内さんには、コメントではなくファイターとしての姿勢や成績でファンを魅了し、絶対に野球選手時代(正式入団直前のものも含めて)のような私生活で問題続出となるようなことを避けてほしいと思います。
一部のプロ野球ファンを中心に『どうせまた問題を起こすだろう』と疑っている方は一定数いますから、それを裏切るような活躍をしてくれればいいなと」(スポーツ記者)
良い意味で世間の見方をガラッと変えられるか、今後の相内さんの動向に注目していきたい。
(文/有村和巳)