日本ハムは中田翔の暴力だけでなく、万波中正への差別発言も球団が容認していた!? | The Audience
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日本ハムは中田翔の暴力だけでなく、万波中正への差別発言も球団が容認していた!?

日本ハムは中田翔の暴力だけでなく、万波中正への差別発言も球団が容認していた!?
The Audience

 17日、プロ野球・日本ハムファイターズがまたも残念なニュースに見舞われた。

 先日、チームの顔である中田翔選手が暴力行為により出場停止処分を受けたばかりだが、今度は差別発言で注目を集めている。
 
 問題となったのは、今年4月11日に日本ハムの公式ツイッターが公開した、1軍公式戦前の円陣での声出し動画である。
 
 若手の万波中正選手が声出し役として「今日勝てば3連勝ということで、全員で勝ちにいきましょう!」と元気に呼びかけるも、全体的にシラケた空気の他の選手たち。
 
 「なんで?」「ひとりでやれ」などと、ともに勝利を目指して戦う仲間とは到底思えない態度を見せる選手が多数。
 
 さらには「日サロ(日焼けサロン)行きすぎだろお前」と発する者も。

人種差別的であると言わざるを得ません

 「万波選手はアフリカ・コンゴ出身の父を持ち、黒人系の肌の色をしています。
 
 『日サロ行きすぎだろ』という発言は、この肌の色を揶揄しているともとれる発言であり、人種差別的であると言わざるを得ません。
 
 若手の懸命の声出しにシラケた様子でいるだけでも、かなり見ていて気持ちのいいものではありませんが、人種差別的発言をしている選手がいるという事実、さらにはその発言が含まれた動画を平然と球団が公開している事実に愕然としましたよ。
 
 この動画の存在を“J-CASTニュース”が17日に報じるまで、4ヶ月以上に渡り日本ハムは動画を公開し続けていました。
 
 “J-CASTニュース”が報じたことで大きな話題となったため、今はすでに対象のツイッターは削除されていますが、報道がなければ全く気付かなかったということでもありますからね」(メディア記者)
 
 立て続けに報じられた暴力に差別。
 
 日本ハムは球団としての在り方を見直す岐路に立たされているようだ。
 
(文/有村和巳)
 
 ~ライター略歴~
 静岡県出身
 大学までは野球部で白球を追いかけていた
 今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している