24日に発売された「週刊文春」(文藝春秋)および「週刊新潮」(新潮社)での三浦春馬さんに関する記事を受け、三浦さんの所属事務所アミューズが「本日の週刊誌報道について」とのタイトルで、誹謗中傷、デマ記事、根拠のない憶測記事に対する毅然とした対応姿勢を表明した。
「未だ悲しみの中におられるご遺族への執拗な取材行為について、当社としてはリリース文書での警告に留まらず、出版社および取材者の方へ直接お願いするなど、これまでも再三控えるようお願いして参りましたが、それを一切無視する形で強引な取材を行い、故人とご遺族の尊厳を傷つけるような記事が掲載されていることについて、当社としては強く抗議いたします。
また、一部報道で、三浦春馬が、もともと出演が予定されていた他の俳優の代役としてドラマに出演するために、留学を取り止めて帰国した、と報じられておりますが、そのような事実は一切ありません。記事にあるドラマは企画立案時より三浦春馬を主演に企画されており、このような虚偽の報道は故人の名誉を傷つけるだけでなく、ドラマを制作してくださったスタッフの皆さんをも侮辱する行為であり、強い憤りを感じております。
今回の虚偽報道に限らず、これまでの報道やネット上の投稿などでも、全く根拠のない情報に基づいて、三浦春馬が関わってきた方々を傷つけるような行為が後を絶ちません。当社は、9月14日に「当社所属アーティストや関係者への誹謗中傷、デマ情報、憶測記事、なりすまし等について」という文書でお知らせしているように、誹謗中傷、デマ記事、根拠のない憶測記事に対しては法的措置を含む対抗策をこれまで以上に毅然と講じる所存です」と強い意志を示している。
これにより、大手メディアの報道のあり方に一定の効果は得られるのではないだろうか。
ただ、悪意のある報道や礼節を欠いた取材に対する対応姿勢とは別に、多くのファンが抱えている「なぜ、三浦さんは自死と見られる最期を迎えたのか」「悲しい結末の前に予兆はなかったのか」「映像越しでも見て取れた激ヤセの原因は何だったのか」「過剰労働があったのではないか」などの「なぜ?」についてはまだ答えていない状況にあるのも事実。
もちろん、悪意のある報道や礼節を欠いた取材など、撲滅すべき事象から優先的に対応しているという側面が大きいのだろうが、できるだけ早期にファンの「なぜ?」に対するアミューズなりの答えを会見で提供してもらえないものかとも感じている。
果たして、近くアミューズから追加のリリースや会見などはあるだろうか。引き続き、その動向に注目したい。
(文/窪田翔吾)