8日に放送された鈴木亮平さん主演のドラマ『TOKYO MER』(TBS系)第6話の世帯平均視聴率は、初めて10.0%の大台を下回る8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
第1話から14.1%、14.3%、14.4%と非常に高水準の数値をマーク。
東京五輪が始まってからも10.1%、10.8%と2桁をキープしてきたが、裏で46.7%をマークした東京五輪閉会式という強力コンテンツの前に、さすがの人気ドラマも伸び悩んだといったところだろうか。
だが、そんな強力コンテンツに正面からぶつかって行って、8.4%という数字を残せたのは注目度の高さ、底力の強さをむしろしっかりと証明しているとも言えるだろう。
そんな『TOKYO MER』をめぐっては、ある不思議な現象があるようで……。
鈴木亮平さんの出演するCM
「主役の鈴木亮平さんの出演するCMがほとんど流れないんですよ。
賀来賢人さんや仲里依紗さんといった主要キャストの出演するCMがかなりの割合を占めているのに、鈴木さんのCMは目にする機会が極めて少ない状況です。
ただ、鈴木さんの場合、そもそも新規のCMは2017年10月からの男性用電動シェーバー“ブラウンシリーズ”以来ありません。
鈴木さんの知名度を一気に全国区かつ盤石のものとしたのは、間違いなく2018年放送のNHK大河ドラマ『西郷どん』でしょう。
その後も『テセウスの船』(TBS系)で主役級のキャストとして注目を集めましたし、これだけ新規のCMが入っていないというのはかなり異常なことではないかと思いますね。
昨年急逝し、先月一周忌を迎えた三浦春馬さんについては『事務所との軋轢など何らかの事情によって、2014年頃からCMの数がどんどん少なくなっていた』といった指摘があります。
ただ、それでも三浦さんの場合は2019年に5つのCMを担当していました。
鈴木さんの現在の俳優としての評価やクリーンかつパワフルなキャラクターから考えると、4年近く新規のCMが入っていないというのは極めて不自然ですよね」(メディア記者)
大河ドラマで主演を務めた俳優が、不祥事などもない中、その後全くCMに出演していないというケースが今まであっただろうか。
もとよりCMを敬遠していた俳優なのであればまだ理解もできるが、2017年まではコンスタントに新規CMが入っていた中での現状には、いささか首を傾げざるを得ないのではないだろうか。
(文/西島龍大)
~ライター略歴~
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き